先日、第一回目の寄附講座最終報告会を開催しました! 最終報告会まで4名が残り、それぞれがビジネスモデルとともに各自が製作したソフトウェアについて報告しました。
まず秋田涼さんは漫画家のファンコミュニティ形成を行うNFT(Non Fungible Token)を用いたトークンプラットフォームについて発表しました。読者が積極的にフィードバックを与えるようなインセンティブ設計を行うことで、特に新人漫画家の成長の助けになるような質の高いファンコミュニティを作り上げることを目的として行きます。
次に発表した山下琢己さんは、デジタルクリエーターが作成した創作物を非中央集権的に流通させる独自チェーンについて発表しました。流通の主導権をこれまでの流通・販売業社が持つのではなく、クリエーター自身が主導権を持って流通や販売の委託を進めることでクリエーターが中心に立って自身の創作物を流通できる柔軟性の高いパブリックチェーンについて説明しました。
星野泰輔さんは、カンボジアのサッカークラブのファンコミュニティの形成にトークンを用いるモデルについて発表しました。トークンを導入するだけではなく、それを用いたメディア発信やLive配信、投げ銭を実装することでファンコミュニティ全体のエコシステムを実装していくことを目的としています。 最後に発表した菅原秀太さんはEOSの開発者向けのでディベロッパー向けのツールについて発表しました。EOSの開発者向けツールでは有用なものがまだ少なく、特にコントラクトのデポロイでは非常に苦労することが多いです。(かくいう私もEOSでアプリケーションを作った時には大変苦労しました。)これをGUIによって直感的かつ簡単にデプロイなどを行うことができるツールについて説明しました。
第一回目であるにもかかわらず、本講座の名称である”イノベーション”の通り、ブロックチェーンを用いて社会の問題を非常にうまく解決するアプリケーションが生まれたと思います。 第二回目以降も今回に負けないようなイノベーティブなアプリケーションやビジネスモデルを構築して行きたいです!